大切な家族の一員であるペット――しかし夫婦が別居・離婚を決めたとき、「どちらが引き取るか」「費用や通院はどうするか」といった具体策を後回しにすると、感情的な衝突や飼育環境の悪化を招きかねません。ここではペットの暮らしを守るための話し合いポイントを5つに整理しました。法的な立場や地域の条例は状況により異なるため、最終的な確認は専門機関や自治体にお問い合わせください。
目次
ペットの“法的扱い”をざっくり理解
- 日本ではペットは法律上「動産」として位置づけられる
- 親権のような概念はなく、基本的には話し合いで引取先を決定
- マイクロチップ登録や飼い主登録がある場合は名義変更が必要になることも
引き取り基準を話し合うチェックポイント
- 飼育時間:日中在宅率や散歩・世話に使える時間
- 住環境:ペット可物件か、近隣環境や広さは十分か
- 経済面:フード・医療費・保険料を安定して負担できるか
- 健康状態:持病がある場合、通院距離やケア能力を考慮
- 子どもとの関係:子どもが強い愛着を示している場合の優先度
“共同飼育”という選択肢
- 引き取り側を一方に決めつつ、もう一方が 面会散歩 や 週末預かり を行う
- 通院時の同伴やペットホテル利用時の費用を分担
- オンラインカメラや写真共有アプリで様子を可視化し、互いに安心感を保つ
- 話し合いが難しい場合はペットシッターや親族に第三者管理を依頼する方法も
費用分担と緊急時対応を取り決める
- 毎月の固定費(フード・消耗品・保険料)
- ワクチン・フィラリア予防・定期健診などの年次費用
- 突発的な病気やケガの際の緊急費用と搬送ルール
- 飼育費は銀行振込や家計共有アプリで履歴を残しておくと後々トラブルを防ぎやすい
事前準備チェックリスト
- 飼い主名義の変更手続き(市区町村・動物病院・保険会社など)
- ワクチン証明書・診察券・健康手帳のコピーを双方で保管
- お気に入りのおもちゃやベッドを新居に持参しストレスを軽減
- 引っ越し当日は静かな別室やキャリーで待機させ、環境変化の負担を最小限に
まとめ
ペットの幸せは「環境」「時間」「費用」のバランスで決まります。
- 話し合いの優先順位を事前に共有し、感情的なぶつかり合いを回避
- 引き取った後も 面会や費用分担のルール を文書化しておくと安心
- 新しい生活が始まってからも、ペットの行動や体調の変化をこまめに共有し合いましょう
小さな家族の命を守るため、譲り合いと準備を大切に、最適な飼育プランを整えてください。

