離婚届を提出するとき、多くの人が悩むのが「旧姓に戻すか/結婚時の姓を使い続けるか」という苗字の問題です。仕事や子どもの学校、身分証明書の書き換えなど、選択によって手続きの手間も生活の印象も変わります。今回は実際に離婚を経験した3名の体験談をもとに、苗字を“変えた場合”と“変えなかった場合”それぞれのメリット・注意点を5つの視点から整理しました。
目次
仕事・キャリアへの影響
- 旧姓に戻したAさん(医療系)
名札・名刺・資格証の再発行が必要で書類対応は大変だったが、学生時代からの論文・資格との整合性が取れて「肩書きが自分らしく戻った」と感じた。 - 姓を維持したBさん(営業職)
顧客に説明する手間を省けたうえ、取引先のデータベース修正も不要でスムーズ。ただしプライベートでは離婚を伏せていると勘違いされるケースもあった。
子どもの学校・周囲の目
- 旧姓に戻した場合:母親と子どもの苗字が異なると、連絡網や通知表で説明を求められるケースがある。担任や事務に事前に相談するとスムーズ。
- 姓を維持した場合:手続きが少なく、子どもが学齢期の場合は学校への影響が少ない。ただし本人が旧姓に戻りたい気持ちと折り合いをつける必要がある。
役所・金融機関など手続きコスト
- 旧姓へ変更する場合は、運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・銀行口座・クレジットカードなど、幅広い書き換えが発生。一度に行うより優先順位を決めて分散対応すると負担が軽い。
- 維持の場合は届出が少ないが、将来再婚で苗字を変える際は同様の作業が発生する可能性がある。
メンタル面の切り替えやすさ
- 旧姓に戻すことで「過去との決別」「第二のスタート」という心理的区切りになったとの声が多数。
- 一方、姓を変えずにいたCさんは「日常の書類に元配偶者の姓が残るたびにモヤモヤした」と語る。ただし子育てやキャリアへの影響を考えると納得感はあったという。
将来の再婚・再パートナーシップを見据えて
- 旧姓に戻しておくと、再婚時に改姓手続きが一度で済む(またはそのまま旧姓を継続できる)メリットがある。
- 姓を維持したまま再婚相手と同姓を選ぶ場合、二段階の改姓となり手続きが重なる可能性がある。
まとめ
苗字を「変える」「変えない」それぞれにメリットと負担があります。
- 変える:心理的リセット、大きな手続きは一度で完結
- 変えない:子どもや仕事に影響が少ない、手続きコストが低い
最優先にしたい軸(子どもの学校/仕事/メンタル面/将来像)を一つ決め、それに沿って考えると判断しやすくなります。自分らしいスタートが切れる選択肢を、無理なく選んでみてください。

