高校受験・大学選択・就職など、人生の分岐点を迎える思春期。親としてサポートしたい反面、ちょっとした一言が子どもの自尊心を傷つけ、逆効果になることもあります。本稿では、進路相談の場面で“言わない方がいい”フレーズと、その代替フレーズを5つの視点で整理しました。親子で前向きに進路を考えるヒントとしてご活用ください。
目次
比較発言:他人との比較は自信を削る
- NG フレーズ:「〇〇君はもう志望校決めたのに」
- 代替フレーズ:「自分のペースでいいけれど、今何に迷っている?」
- 比較はモチベーション向上より劣等感を生みやすい。事実ベースで現状を共有し、本人の課題にフォーカス。
否定発言:夢を即座に否定しない
- NG フレーズ:「その仕事じゃ食べていけないでしょ」
- 代替フレーズ:「どうやってその職業で生活していくイメージ?」
- まずは情報収集の手助けを提案。可能性を一緒に検証する姿勢が建設的な話し合いにつながる。
押しつけ発言:親の価値観をそのまま強制しない
- NG フレーズ:「理系に進めば安泰だから理系にしなさい」
- 代替フレーズ:「理系を勧める理由は将来の選択肢が広がると思うからだけど、どう感じる?」
- 親の経験やデータを提示した上で、最終判断は子どもに委ねると主体性を育める。
結果決めつけ発言:将来を“白黒”で断定しない
- NG フレーズ:「その学校に落ちたら終わりだよ」
- 代替フレーズ:「第一志望が難しくても、他にも道はあるよね。対策を一緒に考えよう」
- 結果を絶対視した脅しはプレッシャーとなり逆効果。複数シナリオを示し、挑戦と安全網を両立させる。
焦り煽り発言:不安を煽る言葉より具体策を
- NG フレーズ:「このままだと大変なことになるよ」
- 代替フレーズ:「あと1か月で何を優先すると効果的かな?」
- 抽象的な不安より、期限と具体的行動をセットで提示すると行動に移しやすい。
まとめ
思春期の進路相談では
- 比較より本人の課題に焦点
- 否定より情報収集の同行
- 押しつけより選択肢提示
- 決めつけより複数シナリオ
- 不安煽りより具体策
——この5つを意識して対話を重ねれば、子どもは自分の将来を主体的に考え、親子関係もより健全に保たれます。

